2016年11月16日水曜日

高齢者の自動車事故多発!軽減させるためのアイデア


被害者から加害者・被害者へ
ここ連日報道される認知症と思われる高齢者による交通事故。無意識下での走る凶器にも成りかねない極めて重大な問題だと思います。

従来までは、ご高齢者は被害者になるケースが多かったはずでした。

認知症患者のご高齢者が、線路で電車に撥ねられ亡くなられる悲しい事故もありました。

愛知県内ではご遺族が鉄道会社に訴えられ最高裁まで争った事案もありました。

最高裁の判決は、ご遺族であるご家族に過失責任を問うことなくダイヤ(電車運行)を止めた賠償金は払う必要は無いと認められました。

高齢化社会に於ける大変意義のある判決が出たと安堵しておりましたが、ここ連日の認知症の疑いのある交通事故多発のニュースはそれとは違った衝撃を感じております。

以前より、高齢者が交通事故を起こした際によく聞く「ブレーキとアクセルを踏み間違えた」

これも認知症の兆しであったのではないかと考えます。

改正道路交通法
高齢者の運転に付きましては道路交通法は既に改正・公布されております。

平成29年3月12日から施行される、改正道路交通法では75歳を超えた高齢者が
認知機能低下が起因したと考えられる18の違反行為を起こした場合
別途「臨時認知機能検査」またはを受けなければならなくなります。
医師が認知症と診断した場合は、免許取り消し・免許停止の処分となります。

改正道路交通法が施行されます(2017年3月12日) シンク出版参照

現行の道交法よりも踏み込んだ改正法ではありますが、例え免許証を自主返納しても
鍵さえあれば自動車を運転出来てしまう現実をハード面でシャットアウトする必要も感じております。

高齢者の自動車事故を軽減させる為のアイデア
運転免許証を非接触のカギと見立てて、免許証が無いとドアも開かないエンジンも掛からない。

ETCと同じように後付けで構わないので、カーショップやディーラーで75歳を超えた高齢者の車には設置を義務付ける。

ETCとは違ってクレジットカードと紐づける必要も無いので普及の度合いによっては安価で出来ると思います。

ココには介護保険の原資を使っても事故を防ぐ為には必要だと思います。


10年ほど前には飲酒運転が大問題になりました。

飲酒運転をするドライバーが激減したのは社会全体の意識が変わったからでもありました。

飲酒運転はなぜ軽減できたのか?
  • 道路交通法での飲酒運転の厳罰化(最大5年以下の懲役又は100万円以下の罰金)
  • 飲食店などの酒類提供者がドライバーには酒を提供しない
  • 同席者が運転者にアルコールを飲ませない
  • 運転代行サービス業の一般化
  • 若者の酒離れ車離れなどもあるかも知れません。
ご高齢者の自動車運転問題と明らかに違うのは、飲酒運転は必ず故意である点。

元気なご高齢者の生活の足を奪いかねない社会にしてはいけないとも感じております。

前出の運転免許証と自動車自体をハード面で紐づけるアイデアは、無免許運転の抑止・予防にも繋がるとも思います。

自動車の自動運転化はまだまだ先のようです。

自動運転化までの繋ぎの技術として、先のアイデアも有りかと思います。

ご高齢者を加害者にも被害者にもさせない為に、まだまだ考えて手を打っていかねばならないでしょう。


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